本記事では、アルバイト雇用などにおけるGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)と三井住友銀行が手掛ける給与前払いサービス「即給 byGMO」について解説します。給与の前払いは求職者にとって大きなメリットがあるのはもちろんですが、実は求人を出す企業側にとっても、採用力強化や離職防止といった多大なメリットをもたらします。
「バイト求人を出しても応募が来ない」「若手スタッフの定着率が低い」といった採用・人事面の悩みを解消する強力なヒントになりますので、ぜひ参考にしてください。
給与前払いサービス「即給 byGMO」とは

「即給 byGMO」は、従業員が働いた分の給与を、月一度の給料日を待たずに好きなタイミングで受け取ることができる給与前払いサービスです。三井住友銀行とさくら情報システムが2007年より展開してきた給与前払事務代行サービス「即給」のアセットに、GMO-PGの決済や送金サービスの知見をかけあわせた給与前払いサービスとして2022年より展開しており、飲食・物流・小売など多岐にわたる業種での導入実績があります。
日本を代表する金融・決済インフラ大手の2社がタッグを組むサービスであるため、強固なセキュリティと安定した振込体制が最大の魅力です。導入企業のニーズに合わせて3パターンの運用フローが用意されており、最短1週間というスピード感で利用を開始できる点も特徴です。
給与前払いサービス「即給 byGMO」が求められる理由

「即給 byGMO」を導入する場合、企業側は月額固定費用を、従業員側は振込ごとの利用料を負担するのが一般的です(設定により企業が全額負担することも可能)。一見するとコストが発生するだけのようにも思えますが、導入によって「採用効率」を飛躍的に高められる可能性があります。
その背景にあるのが、多様化する労働ニーズです。特にタイパ(タイムパフォーマンス)を重視するZ世代や、急な出費に対応したい人にとって、「月末締め・翌25日払い」などの給与サイクルは長く感じられがちです。
実際、求人市場では「日払い」「即払い」といったキーワードの検索ボリュームが年々増加しており、応募数に直結しています。「即給 byGMO」を導入して「給与前払い」に対応することは、競合他社との差別化に繋がり、これまで応募が集まらずに悩んでいた状況を打破するきっかけになります。逆に、競合他社が導入を進めている場合、自社が導入していないことが採用上のマイナス要因となるリスクさえあるのです。
GMO-PGによる、強固なセキュリティと盤石な振込体制が、企業の信頼性を支えます。給与前払いサービスを導入せず、自社独自で同じ仕組みを作ることもできますが、運用が大変なことと、キャッシュフローが悪くなるリスクがあります。
企業が「即給 byGMO」を導入する4つの経営メリット

企業が求人において「即給 byGMO」を導入することで得られる具体的なメリットを、4つの視点で解説します。
1. 求人応募数の最大化
「即給 byGMO」を導入すると、募集要項の福利厚生欄に「前払い制度あり」と明記できるようになります。これにより、数ある求人案件の中で埋もれない強力なフックを作ることが可能です。求人サイト「ギガバイト」のデータによれば、「即給 byGMO」を導入している求人は、導入していない求人と比べて応募率が約2倍になるという結果も出ています。
2. 従業員満足度(ES)向上と離職防止
「働いた分の報酬をすぐに手にできる」という実感は、従業員のモチベーションに直結します。特に働き始めの時期は、最初の給料日までの金銭的な不安が離職に繋がるケースも少なくありません。給与前払いによってその不安を解消することで、労働意欲の維持と定着率の改善が期待できます。
3. 立替型プランのご提供が可能
給与前払いを導入する際、先に給与資金を準備する必要がありますが、「即給 byGMO」の「立替型プラン」を利用すれば、GMO-PGが振込資金を一時的に立て替えるため、企業側は事前に大きな資金を準備する必要がありません。
4. 採用コスト(CPA)の低減
サービス利用料は発生しますが、応募数が増え、定着率が上がることで、結果的に「一人当たりの採用単価」や「教育コスト」を大幅に削減できる可能性があります。トータルの人件費・採用費で見れば、「即給 byGMO」のコストを上回る経済的メリットを享受できるケースも多いのです。
「即給 byGMO」の運用フローについて

導入後の運用工数が気になる人事担当者も多いでしょうが、「即給 byGMO」は徹底した自動化・効率化が図られています。
給与前払いサービスを導入すると、従業員から申請があるたびに入金作業を行う必要はありません。従業員の勤怠データを「即給 byGMO」へ反映すると、ご利用可能額が算出されるため、従業員の好きなタイミングで前払い申請を行い、給与の一部を受け取って頂くことが可能です。
一部の勤怠システムにおいては、従業員の勤怠データと「即給 byGMO」のシステムを自動連携させることも可能です。お使いの給与ソフトや勤怠管理システムを使って柔軟に運用できるよう、GMO-PGから最適なプランの提案を受けられます。
また、導入後に多い「操作方法に関する問い合わせ」も、サービス側が直接カバーする体制が整っています。企業側の人事・総務担当者が従業員からの質問に対応する手間を省けるため、実務負担を最小限に抑えた運用が可能です。
「即給 byGMO」の導入が効果的な業種・シーン

「即給 byGMO」のメリットを最大化できるのは、以下のような業種やシーンです。
飲食・小売・物流業
非正規雇用の比率が高く、常に激しい採用競争にさらされている業界です。季節的な繁忙期に急ぎで人手を確保したい場合、「即給 byGMO」という「武器」があるだけで、周辺店舗や競合他社に対して圧倒的な優位性を築けます。
派遣・紹介業
派遣社員や紹介スタッフにとって、給与の支払いスピードは会社選びの重要な基準です。登録スタッフへの動機付けとして、「即給 byGMO」の導入は非常に強力なプロモーション効果を発揮します。
イベント・建設業
特定時期に大量の労働力が必要となるイベントや建設の現場では、古くから日払いが一般的です。しかし、現場での現金手渡しや振込作業は非常に煩雑です。「即給 byGMO」を導入することで、これら事務作業の工数削減とキャッシュフローの改善を同時に実現できます。
「即給 byGMO」のサポート体制とセキュリティ

金融インフラを扱うサービスとして、安全性は極めて重要です。「即給 byGMO」が信頼される理由には、以下の2点があります。
コンプライアンス遵守
「即給 byGMO」は、労働基準法および関連法規を厳格に遵守したスキームで運営されています。2007年のサービス開始から18年以上の実績があり、法令に抵触しないクリーンなサービスであることが証明されています。
金融グレードのセキュリティ
決済大手のGMO-PGとメガバンクの三井住友銀行が運営しているため、セキュリティ水準は極めて高いです。
まとめ
また、「即給 byGMO」は単なる給与支払いツールではなく、企業の採用力を高め、定着率を向上させるための「経営戦略」の一環となります。