アルバイトのまかないに関するルール!従業員が気をつけるポイント

飲食店のアルバイトによくあるのが「まかない」です。まかないとは、お店から従業員に提供される食事のことで、そのお店の味を安価に楽しむことができます。アルバイトでまかないがでると、美味しい料理を味わえるだけでなく、1食分の食事を用意してもらえるので、食費も減らせますし、食事を作る手間も省けるため、アルバイトスタッフにとっては魅力的な特典になります。特に、一人暮らしの方や学生の方にとっては、嬉しい特典になるでしょう。

本記事では、飲食店のアルバイトの「まかない」について詳しく解説していきます。まかないのルールなどについても紹介しているので、飲食店でのアルバイトを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

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アルバイトのまかない=福利厚生

アルバイトのまかない=福利厚生

飲食店のアルバイトの特典としてある「まかない」は、会社の福利厚生に分類されます。福利厚生は大きく分けて2種類あります。

1つは法定福利厚生で、企業に対して法的に実施が義務付けられる福利厚生のことです。2つめは法定外福利厚生で、こちらは企業が独自に定めている福利厚生のことをいいます。このうち「まかない」に関しては、法定外福利厚生に該当します。

つまり、法的な義務付けやルールがあるものではなく、会社(お店)が独自に定めている福利厚生になります。

お店がまかないを用意する理由

飲食店を経営している会社が、従業員に対してまかないを提供するのには、いくつかの理由があります。以下が、その理由です。

  • アルバイトのモチベーション維持
  • お店の料理の理解を深める
  • 料理の改善点や新メニュー開発の意見を出すため
  • フードロスをなくす

「まかない」があるということは、アルバイトスタッフにとってモチベーションの向上や維持にもつながります。無料もしくは安価で食事がでる、お店の美味しい料理が楽しめるということは、アルバイトスタッフにとっても食費が減らせる、食事を作る手間が省けるといったメリットになります。こういったメリットが仕事へのモチベーションにつながるため、飲食店ではまかないを用意していることがあります。

その他にも、「まかない」にはお店の料理に対する理解を深めてもらいたいという、会社側のねらいもあります。飲食店で働くスタッフであれば、アルバイトであっても、お店の料理を利用客におすすめしたり、料理の説明ができなければいけません。普段はどうしても、職場でお金を出して食事をする機会がない方でも、気軽にお店の料理を食べてもらおうと、お店側から安価に提供しているというわけです。

まかないには、料理の改善点や新メニュー開発の意見を集めたいという目的もあります。お店のメニューに関して理解のある従業員の目線で、既存のメニューを評価し、アレンジを加えたり、新メニューのアイデアを募ったりといった、ねらいもあります。このように、まかないでの飲食を通して、より良いメニュー作りを目指しているお店もあります。

飲食店を経営していると、仕入れた食材が余ってしまうことなどがあります。こういった食材や調理済みの料理などの、フードロスをなくすために、まかないとして従業員に提供していることがあります。

お店を経営する会社としては、従業員に対してまかないでサービスをしているわけではなく、このようなねらいをもって、福利厚生の一環として「まかない」を提供しているのです。

 

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有料のまかないと無料のまかない

有料のまかないと無料のまかない

メニューにある商品を安く食べられる賄いと、無料で商品を食べることができる賄いの2パターンがあります。個人店などは例外ですが、大きなお店の場合は前者であることが多いようです。

その理由は、無料で提供する「まかない」は、現物支給にあたるからです。現物支給とは、給与を金銭以外で支払う方法です。例えば、物品や金券などで支給するという方法のことをいいます。

反対に、有償で購入する「まかない」は、福利厚生にあたります。

物品や金券などで支払う「現物支給」は、課税対象となります。アルバイトの税的な負担を軽減するためにも、多くの飲食店が従業員にまかないを有料にしているのです。

福利厚生費として処理するためのルール

上述のように、まかないを現品支給ではなく、福利厚生費として経費で処理するためにはいくつかルールがあります。

1.食事代の金額の半分以上をお店が負担していること
2.お店側の負担が1カ月あたり3,500円(税抜き・従業員一人当たり)以下であること

上記のルールを守ることによって、会社は福利厚生の一環として、まかないを提供することができます。

 

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アルバイトのまかないルール

アルバイトのまかないルール

飲食店を経営する会社の多くは、アルバイトスタッフに対して、「まかない」という福利厚生を行っていますが、ただただ食事を提供するのではなく、会社独自のルールを設定して、一定の規律の上でまかないの提供を行っています。ここからは、アルバイトスタッフが気をつけておいた方がいい、まかないのルールを解説していきます。

まかないの有無

「飲食店のアルバイト=まかないがある」と思いがちですが、そもそも飲食店のアルバイトだからといって、どの職場でもまかないがあるというわけではありません。上述したとおり、まかないはあくまでも、法定外福利厚生であるため、飲食店を経営している会社独自で設定しているものです。

そのため、会社判断でまかないを提供していないお店もあります。しかしながら、やはり飲食店のアルバイトにとって「まかないがある」ということは求職者にとってもプラス要素であるため、まかないを提供しているお店がほとんどです。また、アルバイト募集に向けての特典要素だけでなく、上述したようにフードロスを減らしたい、メニュー開発の参考にしたいといったお店側のメリットもあるため、まかないを提供している飲食店の方が多くあります。

アルバイトの負担割合

上述したように、会社が福利厚生費としてまかないを提供するためには、「1.食事代の金額の半分以上をお店が負担していること」のルールに沿って行わなければなりません。そのため、一般的な職場では、まかないを社員割引にしています。社員割引の例としては、お店のメニューの50%オフなどにして提供しています。まかないが完全無料の場合は、現物支給になるため給与としての課税対象になります。もしも、まかないが無料で提供されている場合は、課税分をどのように処理しているかなど、お店に仕組みをよく確認するようにしましょう。

まかないの提供回数

まかないは制限なく食べられるわけではありません。お店によってルールはそれぞれですが、シフトなどでまかないを食べられる条件や回数が決まっていることがほとんどです。

まかないの提供回数に関しても、福利厚生費として処理するために、「お店側の負担が1カ月あたり3,500円(税抜き・従業員一人当たり)以下であること」を守るために回数の制限が設けられている職場が一般的です。

また、まかないを食べる時間帯に関しても、ランチタイムやディナータイムを避けることや、一度にまかないを食べられる人数など、営業に支障がでないように、お店によってルールが決められています。

まかないの支払い方法

上述しているように、まかないは無料提供ではなく、社員割引で提供されていることが一般的です。そのため、まかないに関しても社員割引が適応された金額を支払わないといけません。まかないの支払い方法は、アルバイトのシフト終わりにレジで支払うパターンや、給料から天引きされるパターンなどがあります。このまかないの支払い方法に関しても、お店によってルールはさまざまです。

 

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まかないありのアルバイトを探すには?

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飲食店でアルバイトがしたいのであれば、やはり「まかない付き」の職場の方が魅力的になるでしょう。しかし、上述したように飲食店のアルバイトすべてに、まかないがあるわけではありません。

「まかない付き」のアルバイトを探すためには、検索条件が細かな求人情報サイトを利用する必要があります。求人によっては、「その他条件」などの機能で「食事付き」を選択すると、まかない付きの求人が掲載されています。

以上、飲食店のアルバイトでよくある「まかない」について解説しました。まかない付きのアルバイトを希望される方は、求人情報サイト「ギガバイト」をご利用ください。

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