アルバイトをはじめようとした時、履歴書不要の求人を目にすることがあります。最近では、求職者の応募のしやすさを重視して履歴書による書類選考を省いている企業もあります。求職者側もアルバイト求人に応募しやすいと感じることもできますが、反対に履歴書がいらない求人に対して不信感を抱くこともあるでしょう。本記事では、履歴書が不要のアルバイトについて、その理由や注意点を詳しく解説していきます。
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履歴書の役割
履歴書とは、応募者の基本情報をまとめた資料であり、求人に対し応募者がどんな熱意を持っているかを応募先の採用担当者に伝えるための資料です。
そのため、氏名・住所・証明写真・学歴などの基本情報に加えて、もっとも採用に関わる志望動機・自己PR・資格などの情報を記載します。
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履歴書は法的に必要なの?
まず、企業が応募者の履歴書を集めなければならないという法律はありません。あくまでも応募者がどんな人物で、どんな経験とスキルをもった方なのかをまとめた資料になるので、法的に要求されているわけではありません。
企業には、従業員の労働者名簿を作成する義務があり、この名簿を制作するにあたって履歴書を使用することが多く、履歴書の情報を元にして制作しています。企業側としては、選考時に使用する応募者の基本情報をまとめた書類であり、実際に雇用した従業員の管理を目的とした書類が、この履歴書になります。
バイト先が履歴書を不要とする理由
企業にとっても、履歴書は必要な書類であることは間違いありません。ではなぜ、企業側が履歴書を不要とするのでしょうか。
履歴書は、応募者の情報をまとめた資料で、採用後はこれを元にして名簿作成を行うため、応募者を受け入れる側としては、履歴書があった方が都合が良いのです。しかし、履歴書の作成は応募者にとっても負担になります。履歴書の記入には思った以上に時間がかかりますし、ただ記入するだけでなく、証明写真を撮ったり、志望動機を考えたりと労力のかかる作業になります。
そのため、履歴書をなくし、応募までのハードルを下げて応募してくる人数を増やしたいという狙いから、履歴書を不要としている求人があるのです。
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結果的に履歴書を提出するケースもある
先述した通り、採用を行ううえで履歴書を集めることは法律で決められていませんが、「労働者名簿」を作成することは事業者の義務とされています。
労働者名簿とは、賃金を支払われている労働者のリストのことで、簡単な個人情報が記載されます。そのため、履歴書が不要な求人であったとしても、採用後のどこかのタイミングで氏名、生年月日、住所など簡単な情報を提出することが求められる可能性が高いです。
求人サイト内でWeb履歴書を登録してある
もっとも多いパターンは、求人サイト内で個人情報(Web履歴書)を作成しておくパターンでしょう。アルバイトを探す方はあらかじめ、氏名、生年月日、住所などの個人情報をサイト内に登録しておきます。
そのため、履歴書が不要でも企業は労働者の基本情報を集めることができます。サイト内に登録した情報に不備や空きがあれば、面接時などで追加で質問を受けるかもしれません。
面接時にその場で専用の履歴書に記入する
企業によっては、オリジナルの書類を準備しており、独自の設問で必要な情報だけを応募者から集めているパターンがあります。企業としてはフォーマットが統一されていることで、管理がしやすかったり、選考時に応募者をフラットに判断しやすいなどのメリットがあるためです。この場合、応募の時点では履歴書が不要ですが、面接の場で書類を記載することになるでしょう。
面接が進んだ場合に提出を求められる
多数の人から気軽に応募を募り、一度会って話してみたあとで、選考が進んだ方に履歴書の提出を求めるというパターンもあります。
結果的に、履歴書を作成することにはなりますが、採用がほぼ確定したバイト先にだけ、履歴書を提出することから、作成の手間が無駄になってしまうことがありません。応募者にとってもメリットは大きいでしょう。
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履歴書が不要であることの利点
次に、履歴書が不要であることの利点について解説していきます。以下が、履歴書が不要だった場合の応募者のメリットです。
- 働き始めるまでの時間を短縮できる
- 受からないバイトに割く時間を短縮できる
- 履歴書の購入費を削減できる
まずは、働き始めるまでの時間を短縮できるということです。これは、応募者だけでなく企業側にもメリットになります。すぐにスタッフの増員をしたい場合でも、履歴書の記載があると数日が過ぎてしまいます。
次に、受からないバイトに割く時間を短縮できるというメリットもあります。アルバイトは気軽に働きはじめることができますが、やはり応募して採用されるまでは、労力と時間がかかります。特に、履歴書は手書きで作成するため、労力と時間がかかる作業になります。
最後は、履歴書の購入費を削減できるというメリットです。履歴書は文具店やコンビニなどで安価で購入できますが、それでもお金はかかるものです。特に、複数のアルバイトを受けている方はセット売りされていても、いくつか買い揃えなければなりません。
履歴書が不要であることが多い職種
次に、履歴書が不要であることが多い職種について解説していきます。履歴書が不要になることが多い職種は以下の通りです。
- 工場(軽作業)
- 飲食店
- イベントスタッフ
- 引っ越し
- アパレル
とくに日払いや単発のバイトは、履歴書が不要の場合が多いです。このような企業は、少しでも応募の負担を減らすことで、より多くの労働者を採用しようと考えています。また、日々労働者が切り替わることから、大量の書類を管理することは難しいため、必要最低限の個人情報を集めたうえで、履歴書は不要とするケースが多いようです。
通常のアルバイトでも履歴書が不要の求人もあります。飲食店やアパレルなど、お店によって対応は異なりますが、多くの応募者を募る場合に、応募へのハードルを下げるべく履歴書を不要にしているお店もあります。
履歴書が不要な仕事は危ない仕事なの?
履歴書が不要の求人であっても、上述した通り違法性はまったくありません。単純に採用する企業側にも、応募する求職者にもメリットがあり、これらを理由に履歴書不要の求人があります。
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履歴書が不要なバイトの注意点
最後に、履歴書が不要なバイトの注意点について解説していきます。履歴書が不要だからといって、決して「ラフな会社である」と勘違いしないようにしましょう。
履歴書がないからこそ、面接は丁寧に!
履歴書は面接を行う上でのツールのひとつです。ほとんどの面接では、履歴書に記載した内容をもとに話を展開していきます。しかし、履歴書がなければあなた自身の情報や経験、スキルは面接での話でしか伝えることができません。しっかりとアピールにつながるよう、何を話すべきか事前にしっかりと準備しておくことが必要です。
面接に良く出る質問を調べ、それに対する回答を自分なりに準備しておくと、話したいことが漏れずに済むはずです。履歴書がないからこそ、面接への準備を怠らないようにしましょう。
履歴書が不要でもウソはつかない!
当然のことですが、採用の場で本来の自分とは異なる情報を伝えることはやめましょう。後々のトラブルにもなりかねませんし、あなた自身の信用を失うことにもなります。履歴書がないからといって、年齢や経歴などを詐称することは絶対にやめましょう。
以上、履歴書不要の求人について解説をしました。履歴書が不要なアルバイトに魅力を感じた方は、アルバイト情報サイト「ギガバイト」をご利用ください。ギガバイトでは全国の求人情報を多数掲載しており、本記事で紹介した履歴書不要な求人も見つけることができます。
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